脳梗塞とはどんな病気？

脳梗塞は脳の血管の一部が詰まってしまい、血行不良を起こすことで栄養が行き届かなくなり、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。
一時的に詰まってしまったという場合には後遺症が残ることは状況によってありませんが、ほとんどの脳梗塞が重症となる傾向にあり、後遺症が残る確率が高いのが特徴です。
また、脳梗塞の原因としては動脈硬化が挙げられ、また脂質によって血栓ができることで血流を塞ぎ脳梗塞を引き起こすとも言われています。
そのため、肥満や高脂血症、高血圧や糖尿病なども脳梗塞のきっかけとなることがあるので、注意が必要です。
常に血液がサラサラの状態が望ましいので、運動や食生活なども日頃の生活に重要となるでしょう。

脳梗塞の再発率と再発させてしまう原因とは？注意したい原因をご紹介

脳梗塞の再発率についてと、再発させてしまう危険な行動について紹介していきます。

脳梗塞の再発率

脳梗塞から回復し、日々の生活を送れるようになったからといって安心はできません。一度脳梗塞を起こすと、再発しやすいといわれています。発症後1年で10％、5年で35％、10年で50％の人が再発する危険があります。

出典：脳梗塞の再発予防を考えるサイト

脳梗塞は再発しやすい病気なので決して油断ができません。ついうっかりなどというレベルでもないので、日頃から注意すべきでしょう。特に、再発後は重症化する可能性もあると言われているので、注意が必要です。年齢を重ねれば重ねるほど再発率も上がるので、注意深く予防を続けてください。

高血圧や糖尿病、脂質異常症などの危険因子による再発

脳卒中を起こした人は、その原因となった高血圧、糖尿病、脂質異常症などの危険因子をもっています。これらを放置すると、さらに脳の血管を傷めたりして、脳卒中を起こしやすくなります。
脳卒中の再発を予防するためには、まずこれらの危険因子をしっかり治療することが大切です。

出典：循環器病情報サービス【脳卒中の再発を防ぐ】

脳梗塞の原因となる高血圧や糖尿病、脂質異常症などの危険因子を取り除かない限り、再発率はどんどん高くなっていきます。再発することで重症かも免れない可能性があるので、食生活や適度な運動を心がけ、脳梗塞の再発予防に努めましょう。

喫煙や多量飲酒・運動不足が原因となる再発

脳卒中の危険因子は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、多量飲酒、運動不足などです。これらを予防・コントロールすることが再発予防につながります。

出典：大塚製薬【脳梗塞の再発予防】

脳梗塞の危険因子となるのは高血圧や糖尿病、脂質異常症だけではなく、喫煙や肥満のほか多量の飲酒も大きな原因となります。危険因子をトータルでコントロールしなければ、より一層再発率は高くなっていくでしょう。特に喫煙には要注意です。

脳梗塞の再発予防は意識を変えること

今までの生活を改めることで、脳梗塞の再発を予防することができます。
とても簡単な方法で、今までしてきたことをやめて、今までしてこなかったことを始めるだけで良いのです。
例えば、脂っこい食事や喫煙などをやめて、運動をしてみましょう。
少しでも変わるだけで再発率にも大きく影響する場合があります。
まずは、一つずつからでも良いので、自分ができる範囲で始めてください。

脳梗塞は再発する病気なの？再発する原因となる行動とは？